Ki.Go.Ko.Roブログ

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システムキッチンが起こした革命とは・・・

住宅・リノベーション部 明石美智子

システムキッチンが日本に入ってきた歴史をご存知でしょうか。
今を遡ること65年前の昭和31年に公団晴海団地に設置された事が始めての事といわれています。
ステンレス製流し台の始まりです。
画像を見つけましたのでご紹介します。

サンポー ジモトぶらぶら散歩マガジン
https://sanpoo.jp/article/harumidanchi/より引用


確かに流し台、調理台が一体化しています。
まだガスレンジは組み込まれていない仕様でガス炊飯器がなんともレトロですね。
こちらの商品を展示している場所が北八王子にあるようです。
「集合住宅歴史館」という建物で入場料無料というのも嬉しいこちらのWEBサイトのリンク先を貼っておきます。
集合住宅歴史館 https://www.ur-net.go.jp/rd/index.html

さて、日本の台所の進化は公団住宅から始まり近代文明とともに進化し続けてきました。
ステンレス流し台はプレス加工で大量に生産されたことによりコストダウンを実現。
耐久性もあがり全国へと普及していきました。

ステンレス製はお手入れもしやすく衛生面においても革命的商品でした。
世界におけるシステムキッチンの歴史はいつでしょうか・・。史実は日本より先輩のようです。
ヨーロッパにおけるシステムキッチンは日本の設備とは異なり家具として扱われています。
一生ものとまで拘って作られている商品も少なくありません。
1920年代の写真をご覧ください。出展:Pinterest


作業効率、収納率などがよく考えられており、見た目にもお洒落ですね。

システムキッチンが登場したことによりライフスタイルに大きな変化が現れました。
ちゃぶ台でご飯を食べていたスタイルからダイニングテーブルと椅子での食事風景に変化します。食卓と居間はそれまで単一の部屋で家族が集っていましたが、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と部屋のスペースが三分割されていきます。

昔の日本の台所は鬼門の位置を避け、あまり日の当たらない北側にあることが多かったのですが、システムキッチンの登場により、見せるためのキッチンが主流になってきました。
独立タイプからオープンタイプ(セミオープン)への人気も高まり、家の中心にキッチンがあることも珍しくありません。

奥様が一日で一番長くいる場所・・まさにキッチンは家の顔でもあり家族とのコミュニケーションには欠かせない大切な場所になりました。

家を建てる、あるいはリノベーションをお考えの際は是非、お好みのキッチンスタイルに併せて、ご家族とのコミュニケーションを取りやすい位置関係もご相談くださいませ。

最後に人気の高いペニュシュラタイプ(半島型のキッチン)のキッチンの事例をご紹介します。

こちらはダイニング側に造作でテーブルを設置した例です。
お施主様は80代のご夫妻様です。


開放的で明るく、ハワイのコンドミニアムにあったスタイルをご希望されました。
片付け、配膳の動線が短く横並びにご夫婦でコミュニケーションがとれる素敵な空間です。


新しくなったLDKで素敵なキッチンライフが実現。
完成時は想像していた通りと大変喜んでいただきました。
これからも仲睦まじく食事を楽しんでいただけることをスタッフ心より願っております。


書いた人住宅・リノベーション部 明石美智子
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システムキッチンが起こした革命とは・・・

住宅・リノベーション部 明石美智子

システムキッチンが日本に入ってきた歴史をご存知でしょうか。
今を遡ること65年前の昭和31年に公団晴海団地に設置された事が始めての事といわれています。
ステンレス製流し台の始まりです。
画像を見つけましたのでご紹介します。

サンポー ジモトぶらぶら散歩マガジン
https://sanpoo.jp/article/harumidanchi/より引用


確かに流し台、調理台が一体化しています。
まだガスレンジは組み込まれていない仕様でガス炊飯器がなんともレトロですね。
こちらの商品を展示している場所が北八王子にあるようです。
「集合住宅歴史館」という建物で入場料無料というのも嬉しいこちらのWEBサイトのリンク先を貼っておきます。
集合住宅歴史館 https://www.ur-net.go.jp/rd/index.html

さて、日本の台所の進化は公団住宅から始まり近代文明とともに進化し続けてきました。
ステンレス流し台はプレス加工で大量に生産されたことによりコストダウンを実現。
耐久性もあがり全国へと普及していきました。

ステンレス製はお手入れもしやすく衛生面においても革命的商品でした。
世界におけるシステムキッチンの歴史はいつでしょうか・・。史実は日本より先輩のようです。
ヨーロッパにおけるシステムキッチンは日本の設備とは異なり家具として扱われています。
一生ものとまで拘って作られている商品も少なくありません。
1920年代の写真をご覧ください。出展:Pinterest


作業効率、収納率などがよく考えられており、見た目にもお洒落ですね。

システムキッチンが登場したことによりライフスタイルに大きな変化が現れました。
ちゃぶ台でご飯を食べていたスタイルからダイニングテーブルと椅子での食事風景に変化します。食卓と居間はそれまで単一の部屋で家族が集っていましたが、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と部屋のスペースが三分割されていきます。

昔の日本の台所は鬼門の位置を避け、あまり日の当たらない北側にあることが多かったのですが、システムキッチンの登場により、見せるためのキッチンが主流になってきました。
独立タイプからオープンタイプ(セミオープン)への人気も高まり、家の中心にキッチンがあることも珍しくありません。

奥様が一日で一番長くいる場所・・まさにキッチンは家の顔でもあり家族とのコミュニケーションには欠かせない大切な場所になりました。

家を建てる、あるいはリノベーションをお考えの際は是非、お好みのキッチンスタイルに併せて、ご家族とのコミュニケーションを取りやすい位置関係もご相談くださいませ。

最後に人気の高いペニュシュラタイプ(半島型のキッチン)のキッチンの事例をご紹介します。

こちらはダイニング側に造作でテーブルを設置した例です。
お施主様は80代のご夫妻様です。


開放的で明るく、ハワイのコンドミニアムにあったスタイルをご希望されました。
片付け、配膳の動線が短く横並びにご夫婦でコミュニケーションがとれる素敵な空間です。


新しくなったLDKで素敵なキッチンライフが実現。
完成時は想像していた通りと大変喜んでいただきました。
これからも仲睦まじく食事を楽しんでいただけることをスタッフ心より願っております。


書いた人 住宅・リノベーション部 明石美智子

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