平尾工務店が家づくりを通して学んだこと 三 ささえる

【天然乾燥と人工乾燥】

地震にも台風にも負けない強い家をつくるには、よく乾燥させた木を使うことが大切です。そのために日本では、木が成長をとめる9月から3月にかけて伐採を行い、数年をかけて天日で乾燥させてから使う、という知恵が生まれました。一方で、天然乾燥は天候に左右されやすいという弱点を持っているため、様々な人工乾燥の方法も研究されてきました。

伐り倒した木が自然に乾燥するのを待つ天然乾燥に対し、人工乾燥では機械を使って強制的に乾燥が行われます。人工乾燥が導入され始めたのは大正時代の終わり頃。速く、安定して木材を供給できる人工乾燥は、戦後急速に住宅建築の主流を占めるようになり、平尾工務店でも人工乾燥させた住宅用材を使ってきました。

【平尾工務店は天然乾燥へ】

天然乾燥も人工乾燥も、人間のおおいなる知恵であることに変わりはありません。しかし、平尾工務店では、いま一度天然乾燥に戻ることにしました。理由は2つあります。

  • ① 家の材となってからも生きて呼吸している木を、なるべく弱らせたくないこと。
  • ②機会を使った感想はCo2を排出するため、それを避けたいこと。

そのために平尾工務店では、ヒノキの柱材に天然乾燥させた木を用いることにしました。

すべての木を天然乾燥にすることは、なかなかむずかしいのですが、自然環境に高い関心を持っている製材業者さん達とのネットワークの中で、できる限り木にも環境にも優しい方法を追い求めていこうと考えています。また、これは兵庫県の木、これは和歌山県の木というように、材木の出身地をはっきりさせることにもこだわっています。

【できることから始める社会貢献】

地球環境と言うと、とても大層で、個人の力ではどうにもならないと思ってしまいがち。でも、まずは意識するところから始めて、自分にできることを探すことが大切。平尾工務店ではそのように考えています。

たとえば消費者のみなさんが、外国からどんどん木材を輸入して、強制的に乾燥させて家を建てている住宅会社よりも、国産材を天然乾燥させて使おうとしている会社を選ぼうと、もし思ってくださるとしたら、それだけでも地球環境に貢献したことになるのです。

そういった方々に選んでいただけるよう、平尾工務店でも企業努力を続けていきたいと思っています。

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